本学と末学から学ぶ「鍼灸院運営」について

経営

もぐさ

志鍼塾 塾長の石丸です。

現在、鍼灸を扱う鍼灸院は全国で3万店舗以上あるといわれています。しかし、その店舗の多くは売上至上主義で、残念ながらお客様ファーストではありません。こうした考えを根本から見つめ直すため、この記事では東洋医学専門の現役鍼灸師である石丸が、正しい鍼灸院経営のあり方について詳しく解説します。

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経営に役立つ本学と末学を伝授

まず、本学と末学については前回ご紹介したモチベーションアップにつながる本学と末学についても参考にしていただけると嬉しいです。動画で紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

前回と重複する部分はございますが、最初に本学と末学についてお話ししていきます。本学とは、目的や背景のことです。あなたが何を目指して、どう自分の道を進みたいか、ということを意味します。

一方、末学とは手法や手段のことです。その時代に合わせて必要な学びやスキル、知識を指し、学校で学ぶ勉強全般もこれに含まれます。日本では江戸時代に、本学と末学の両方を教えていました。しかし現在は、末学のみを教えているため、勉強をしないといけない理由が分からない方が増えているのです。

そこで今回の本題である鍼灸院運営を、本学と末学で考えてみましょう。本学とは目的のことなので、鍼灸院運営に当てはめると『お客様を改善させることで症状に悩む方を減らし、健康な人を増やすこと』です。不調を改善させるという本学を達成するために、改善のための技術や理論を学ぶ末学をします。このように本学を学ぶことで末学を学ぶ意味が見出せるため、モチベーションアップにつながるのです。

現代の日本は医療費が70年以上の間増え続け、2019年度にはついに過去最高の44兆円を突破しました。医療の目的は本来、病気や不調に悩む方を減らすことですが、今もなお医療費も患者さんも増えているのが現状です。多くの鍼灸院はお客様ファーストではなく、売上を上げるために回数券の配布や物販に固執しています。その結果が、不調が改善されず医療費も膨れ上がる今の日本なのです。

一方、東洋医学なら慢性症状でお困りの方を改善に導けます。国の税金の1/4を占めている医療費を少なくできるのは、東洋医学だけです。東洋医学の理念は、身体全体を健康な状態に近づける「未病を治す」ことに尽きます。これは社会的にも鍼灸師的にも、メリットだらけです。この理念をもって鍼灸院を運営すれば、目先の売上に固執せずともコツコツ積み重なって、売上を倍増させることができます。

鍼灸院経営に役立つノウハウを知りたいなら

医療費が膨れ上がる日本において、お客様のことを第一に考えない売上至上主義の経営に私は警笛を鳴らしています。社会的にも鍼灸院的にも大切なのは、本学と末学をしっかり学んだ鍼灸院経営です。正しい鍼灸院経営についてノウハウを学びたい方は、ぜひ志鍼塾へ。

本記事では、東洋医学専門の現役鍼灸師である石丸が、鍼灸院経営に最も役立つ本学と末学について詳しく解説しました。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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