「志鍼塾」には3つの治療理念と2つの治療法が存在します。実践的な東洋医学の発展に欠かせない部分を、精神性を交えて紹介します。

治療理念①「治る最適な鍼灸を実践する」

指導

治る鍼灸の実践

患者にとって一番重要なことは症状を治療・改善してもらえることです。いかに理論に秀でた鍼灸師でも患者の症状を改善できなければ、患者にとっては期待外れでしかありません。来院いただく方の中にも、理論ばかり聞かされて治らなかった方が多数いることからも、いかに知識的な理論に偏っているかがわかります。

「志鍼塾」では、患者に症状だけではなく、本当の原因や治療の内容まで説明し、最初から最後まで効果のある治療を提供します。

言い換えれば、効果のない鍼灸はしていません。鍼灸は優れた治療法ですが、患者の中には治せない方もいます。そういった患者には他の治療院を勧める場合もあります。医療関係者として患者を治すことを第一に考える「志鍼塾」では、直接的な治療を施す以外にも「この患者が、どこのどういう治療を受ければ治るか」というアドバイスや知識も必要だと考えています。

「志鍼塾」は患者の利益を第一と考え、「治る鍼灸の実践」を理念の一つとしています。

最適な治療を目指す

また、症状を治療し、改善できる鍼灸院であれば患者は自然と足を運んでます。技術については先述した通りです。重要な点は「自分が患者の立場に立ったとき、行きたくなる鍼灸院であること」です。

そのためには最適な治療を追求し続けなければなりません。自分が患者として利用したくなる料金、治療期間、説明の難しさ、鍼灸院の雰囲気など、患者の利益を第一に考えることによって治療院が繁栄すると考えて、「志鍼塾」では「最適な鍼灸の実践」も追求しています。

治療理念②「 友達・家族を診るつもりで治療する」

施術ベッド

友人・家族を治療するつもりで施術する

「志鍼塾」では、「友人・家族を治療するつもりで対応すること」を理念としています。中には少し気が合わない方もいるとは思いますが、友人や家族を治療する心持ちで対応できれば、患者は安心できます。

また、治そうという心意気が患者に伝われば、指導に耳を傾けてくれますし、説明も熱心に聞いてもらえます。そうなれば、症状が改善する確率はぐっと高くなります。鍼灸では、患者の協力が必要な面もあるので、友人・家族を治療するつもりで対応することを忘れてはいけません。

家族・友達に説明するつもりで対話する

「家族・友達に説明するつもりで対応すること」も必須です。家族や友達に説明する場合、より丁寧に説明するでしょうし、先生によっては実際に体を触って実演するかもしれません。自分が家族に対して説明するときはわかりやすく噛み砕き、都合の悪い部分もしっかりと説明するでしょう。

患者に対して真摯に向き合い対話することが、鍼灸院の信用を築いていきます。

治療理念③「東洋医学に専念する」

東洋医学

伝統的な東洋医学一筋で治療すること

「志鍼塾」では、先人の知恵の結晶である伝統的な東洋医学のみでの治療を理念としています。これには東洋医学は先人の知恵と経験を結集した治療法であり、事実のみ積み上げてきた経緯が関係しています。

まず、東洋医学は治療によって改善をした結果のみ積み上げてきました。そして、人体が自然の産物であることを念頭に置き、自然科学の観点から事実の積み重ねを分析しました。その結果、事実が矛盾なく辻褄が合い、体系化されたものが本来の東洋医学の理論です。

しかし、現代では本来の東洋医学を実践できている鍼灸院が少ない傾向にあります。そこには鍼灸のみで治療がができない鍼灸師や、西洋医学の影響が大きいと言えます。

そこで、「志鍼塾」は治療効果の高い本来の東洋医学の実践を目指しました。定期的に最新の治療を体系に組み込み、患者に治る鍼灸を提供し続けることで、現在も「東洋医学に専念する」という理念を貫いています。

守破離を実践

現代人の生活習慣を考えて守破離(しゅはり)の実践もしております。守破離とは、伝統的な先人の知恵を素直に受け入れて守り経験を積んだ後、伝統を時代や新しい知識に照らし合わせて打ち破り、前に進めていきます。そして、最後には離れて独自の技術や治療手法を生み出していく一連の過程を指します。

現代人は何千年という歴史の中で、時代とともに生活様式も変化してきました。現在のようにインターネットを介して全国に治療を広める活動も現代だからこそできる試みです。伝統は大切ですが、その時代でしか適用できないものもあるので、適切に取捨選択しなければなりません。

とはいえ、人間の体は1000~2000年前と比べて大きく変わったかというと、基本的には変わってはいません。人が人と呼ばれるようになって1万年の歴史があります。その中で数百年の歴史は微々たるものですし、近現代は環境に適応するのではなく、自分たちにとって過ごしやすい環境を作るための技術を開発してきたことから、人体の変化はほとんどないと考えられます。

東洋医学が適用できないと感じている方がいたとしたら、人体の変化ではなく、社会の変化に適応できていない東洋医学を実勢しているからです。例えば、近現代では畑仕事ではなくデスクワークが多くなったため、運動不足が目立つようになりました。食べ物に困ることがなくなったので飢餓よりも肥満が問題となっています。

伝統的な鍼灸はとても大切ですが、それは本来の東洋医学の在り方ではありません。本来の東洋医学の本質は目の前の事実を積み重ねて体系化していく取り組みにあります。そのため、伝統的な鍼灸を頑なに守ることは、ある面では間違いだと言えます。社会の変化を踏まえて従来の鍼灸の治療体系を破り離れなければ、高い治療効果が期待できません。

「志鍼塾」2つの鍼灸治療法

コーチング

治療法①「本治法」

本治法とは、病症を本(人体の本来の生命力を整える部分)と標(症状が出ている部分)に分類して、手足の五兪穴を選び取り、五臓の虚実(本)に対して行う経絡治療です。東洋医学の考え方は症状の根本治療ですので、対症療法を専門とする西洋医学とは違い、はじめに人体の根幹を整えていきます。

一般的な鍼灸院では、例えば腰の痛みを緩和するために腰に鍼を打ったり、膝の痛みに対して膝に鍼を施す方法が目立ちますが、その治療手法は西洋医学的なアプローチであり、根幹治療を目指す東洋医学で最初に手をつけるべきではありません。

鍼灸院に来院される多く患者は対症療法はすでに試されているので、経絡治療による根本治療を目指すことが大切です。この本治法をしっかり行うと鍼灸治療の経過が大幅によくなりますし、風邪を引きにくくなるなど副次的な効果も期待できるので、「志鍼塾」では特に重要視している治療法の一つです。

治療法②「標治法」

本治法に対して標治法(症状が出ている部分の治療)を行います。標治法とは、例えば「腰の痛みに効くツボ」「鼻の調子が良くなるツボ」「頭痛に効くツボ」「高血圧の方には血圧が下がるツボ」といったように病を標的とする治療法です。

標治法には症状ごとに手法があり、「志鍼塾」では「子牛治療(しごちりょう)」や「頭山陰山陽治療(さんいんさんようちりょう)」なども行っています。本治法で人体の経絡の流れを整えた後に標治法を行うことで症状に対して直接的なアプローチが可能となり、治療効果が大幅に増進します。

「志鍼塾」では、本治法とともに各症状に対して効果がある標治法を治療体系に取り入れているため、一般の鍼灸院よりも高い治療成果が得られます。