東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、鍼灸師の可能性についてお話しします。
鍼灸師は医師より飛躍できる
西洋医学では慢性病は治せない?
西洋医学の医師は、現代の日本では政治的に守られています。医師を優遇する税制度もあり、基本的には何も心配せずに過ごせます。
医師免許
製薬会社
国
地域
人々の西洋医学信仰
に守られていると言ってもいいでしょう。
医師になる人たちは、それぞれが優秀で頭脳明晰であるのに加えて、努力も怠っていないでしょう。
外科手術
救急救命
検査
細菌感染症
一型糖尿病
遺伝病
透析治療
などで、病人を助けてきたのも事実です。
しかし、西洋医学では慢性病を治すことはできません。
1.年齢からくる慢性病
2.生活習慣からくる慢性病
3.体質からくる慢性病
などで苦しんでいる人たちを、薬漬けにすることしかできないのです。
慢性病は薬でも治らない
高血圧の症状がある方は現在3000万人。この3000万人が高血圧の薬を毎日飲んでいます。最近では高血圧の基準値をさらに下げ、130にしようという動きがありますが、この値では大学生や高校生も高血圧だと診断されることが多くなってしまいます。小学生でもその可能性があります。
高血圧だと診断されれば、それ以降、薬を一生飲み続けなければなりません。
高血圧以外にも
皮膚病にはステロイド
喘息には気管支拡張剤
花粉症には抗ヒスタミン薬
頭痛には鎮痛剤
など、薬は多く処方できてもその慢性病を治すことはできないのです。
慢性病には東洋医学
その一方で、東洋医学を究めれば、これらの慢性病を治すことができます。
西洋医学で治せない慢性病を改善できるとなれば、立場も収入も医師より上に立てるはずですが、インターネットなどで鍼灸師の年収と調べると散々な結果が出ます。さらに、鍼灸師の免許を持っているからといって雇用してくれるところもほとんどないのが現状です。
そうした中で、鍼灸施術にマッサージや整体、カイロなどをあわせて行っている鍼灸院が多くなり、レベルの低い争いを同業者間でしているのです。
西洋医学と東洋医学の違い
鍼灸師は、「病院で治せない患者さまを自分が治す」という気概を持ってください。そうした気概を持って施術にあたることで、東洋医学の認知度を上げることができ、鍼灸が病院と肩を並べられる社会になるはずです。
一部の鍼灸院では、鍼の本数や施術時間で料金を決めているそうです。しかし、鍼灸施術は料理と同じ。技術が向上するにつれ、必要とされる時間は短くなっていきます。ひとつの手術をするのにベテラン医師は1時間、新人医師は4時間かけたとして、新人医師の手術を受けた人が施術費を多く支払わねばならないというのはおかしな話です。
それと同じように鍼の本数が多いというのは、その技術がまだ上がっていないということです。鍼の本数を多く必要とする、治療の下手な鍼灸師の方が費用が高いというのは、鍼灸業界のレベルを下げることにつながります。症状が改善できるなら、鍼1本5,000円の5分の施術でいいはずです。
おわりに
今回は、「鍼灸師は医師より飛躍する可能性がある」と題してお話ししました。
私は大阪からヒッチハイクで東京に出てきた人間です。無一文の状態から鍼灸師の学校に通い、ここまでやってきました。こうしたパワーを今後も鍼灸にぶつけていくつもりです。
同じように気合を持っている鍼灸院でも、自宅やマンションの一室などで鍼灸施術しているようなところばかりでは、鍼灸師に対する社会的認識を変えることにはつながりません。
鍼灸師の一人ひとりが皆、治せる鍼灸師になり、東洋医学が西洋医学に勝てるようになりたいと考えています。そのためにも、踏まれても踏まれても生えてくる雑草のような気持ちを持っていきましょう。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。