「二流の鍼灸師を育成する」とは?

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二流の鍼灸師の育成について

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まずは二流で十分

志鍼塾では、二流の鍼灸師の育成を目標に掲げています。この目標についてお話しするとたいていの方は少し不思議そうな表情を浮かべるのですが、結論からいうと、二流で十分なのです。

世間の鍼灸師のレベルはさまざま。天才、超一流、一流、二流、三流、四流、五流、六流とレベル分けできるとしたら、私は二流以上の鍼灸師を育成したいと考えています。二流以上の鍼灸師が集まることで、強い鍼灸師集団を作り、社会的影響力を持つことを目指すのです。

二流以上の鍼灸師が集まれば、患者をしっかり治せる最低レベルを獲得できるため、周囲の鍼灸院との差がつき、施術院としても成立します。

古典鍼灸のレベル

鍼灸の古典には上工・中工・下工というレベルがあり、鍼灸のプロフェッショナルである上工は、症状のある10人のうち9人を改善できる。中工は10人中7人、下工は10人中6人の症状を改善できるという鍼灸師です。

私が経営している鍼灸院で鍼灸師の面接をすると、次のような話が出ます。

  • 「前の治療院では副医院長でした」
  • 「整形系外科で7年施術していました」
  • 「前の施術院で6年働いていました」

さまざまな経歴・実績がある人が来ますが、その人たちに私は必ず「あなたの目の前に100人の患者さまがいたとして、あなたはそのうち何%の方を治せる自信がありますか」と尋ねます。そこで、たいていの人が20%から30%だと答えるのです。これは、下工より下。10人中2人から3人しか治せないのでは、下工とも言えない。ほとんどの人が、三流、四流、五流の鍼灸師なのです。

もうひとつ、例を挙げましょう。上工をメジャーリーガーとして活躍したイチロー選手や日本のプロ野球で実績を積んだ野球選手にたとえると、中工は実業団の野球選手、下工は高校野球・中学野球の選手たち。高校野球や中学野球で頑張っている選手たちもそれなりに練習を積んでいますが、実業団の野球チームと手合わせしたら、実業団の野球チームに軍配が上がるでしょう。

トップの選手たちのレベルにまでは至らなくても、それなりの練習を積んでいる人にも勝てるレベルにまで行きつきたい。これが、志鍼塾の目指すところであり、そこまで行きつける自信があります。

私の鍼灸院は、患者のうち、90%以上の方の症状を改善させてきました。少なくとも、下工のレベルを超えていますし、たいていの鍼灸師が症状を改善できるという20%から30%よりかなり上です。ここを目指すというのは、とてもシンプルな理論。

迷いなくそこを目指し、しっかり学ぶことで、下工レベルには簡単にいきつけるでしょう。

おわりに

私は今、3つの店舗を経営していて、そこに抱えるスタッフは20人から30人です。多いようにも思いますが、それだけではやはり、鍼灸業界を変えることはできません。東洋医学に対する世間一般の考え方も変わりません。

私が目指すのは、鍼灸業界や世間一般の認識を変え得る集団です。この目標を達成するためには、志鍼塾で学ぶ皆さんが実力のある鍼灸師になること。そのためにも、私の知識や経験を惜しみなく提供してまいります。

志鍼塾

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何をどのように学べるのか、価格や入塾方法についても記載しています。

鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。

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