志鍼塾 塾長の石丸です。
WEBセミナー事前質問は「刺さない『てい鍼』を使った子どもへの施術方法」と「現役鍼灸師が解く産前産後の女性への施術方法」です。
今回はこちらについてお話いたします。
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刺さない「てい鍼」を使った子どもへの施術方法
志鍼塾では、大人も子どもの患者も対応します。子どもへの鍼灸治療である「小児鍼(しょうにしん)」が組み込まれています。
治療法としては、刺さない鍼である「てい鍼」を使います。身体内外に広がる連絡網の「経絡」を触ったり擦ったりして優しい刺激で治療します。
診断法は問診だけ聞いて治療します。例えば、子どもの場合、咳が出たら呼吸器系の機能低下の状態である「肺虚」、下痢をしていたら消化器系の機能低下の状態である「脾虚(ひきょ)」と診断します。大人と比べて症状が複雑化していません。
子どものお灸の定番が、身体を丈夫にする首の中心にあるツボの「身柱」、体質を強化する、おへその反対側にあるツボの「命門」です。小児鍼を極めたい方は、小児鍼に特化した勉強会をオススメします。
現役鍼灸師が解く産前産後の女性への施術方法
実は妊娠すると、十月十日はと言いますが、妊娠初期から後期まで、機能低下する臓器が腎・肺・脾・心・肝と移り変わります。産前・産後は下半身に位置する臓器の機能低下した状態の「腎虚」が多く、むくむ方もいます。
安産のお灸が効果的で、女性特有の疾患に効果が高いツボの「三陰交」を活用します。逆子の場合、患者の症状に合わせて治療します。
おわりに
子どもの場合、大人と比べて難しくなく、問診のみで治療に移れます。
産前・産後は、機能低下する臓器が腎・肺・脾・心・肝と移り変わっていきまので、患者の問診で明らかになった症状ごとに治療します。
質問の回答は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。