志鍼塾 塾長の石丸です。
今回は「一般的な鍼灸師がたどり着く道」についてお話しします。
私はこの業界に20年以上いるので、そこで私がみてきたいろいろな世界をお伝えしたいと思います。
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卒業後の就職先
鍼灸師の学校を卒業後はマッサージ、カイロ、整体、整骨院、鍼灸整骨院、整形外科に就職する方が１番多いと思います。近年では福祉関係に就職する方も増えています。99.9％はこういったところに就職するのではないでしょうか。
鍼灸専門の鍼灸院で働きたいと思っていてもほぼ就職先はありません。ですので、鍼とお灸をするはずの鍼灸師の大多数がマッサージ店などに就職しています。鍼灸整骨院や往診の鍼灸で少しだけ鍼灸を行う場合はあるかもしれませんが、本来の鍼灸師の活躍ができていないのが現状です。
ちなみにこの状況は20年前とほぼ変わっていません。日本全国でも就職先としての鍼灸専門の鍼灸院は10か所ほどではないかと思います。不妊専門、美容専門の鍼を除く病気に対する鍼治療を行っている専門の鍼灸院に就職するとなると非常に少ないです。
鍼ともぐさの治療ができない
大多数の就職先の中でもとくに大手の鍼灸整骨院などに就職すると、おそらく90％以上の確率で回数券の販売や物販を強要され、長時間・薄給で働かされることになるでしょう。このような話は私も実際によく耳にしますが、結果的にこの業界に失望してほかの業界にいく人も多いようです。
鍼灸師になって鍼ともぐさで治療をしようと思っていても就職先がありません。鍼灸整骨院などで働いたとしても回数券の販売や物販を強要され、目の前の患者様を治す方法を教えてもらえません。
方法を教えてもらえないだけではなく、しっかりとした治せる治療を行っている鍼灸院自体が少ないです。私も開業前にはいろいろなところで働いてきたのでわかりますが、治してもいないのに、経営・利益のためだけに回数券の販売や物販ばかりに力を入れているところも多いです。
視点を変えなければいけない
そのようなところで働いていると、身も心も疲れ果ててしまいます。さらに、長時間・薄給となると家族も養えないためにこの業界に失望してほかの業界にいってしまうわけです。鍼灸業界と比較すると給料が高く、福利厚生もしっかりした業界は山ほどあります。
私はわれわれの業界は美容院に近いと思っています。美容院で働く方も長時間労働の割には薄給であり、独立をして成功しなければ大変だという面では非常によく似ています。鍼灸師としてしっかりと鍼灸を行うためには基本的には独立開業し、バンバンと治すことで成功していくほかに方法はありません。
この業界の現状をふまえたうえで、多くの鍼灸師のようになりたくないのであれば視点を変える必要があります。
東洋医学で差別化を図る
30人ほどの鍼灸師とともに鍼灸専門の鍼灸院を運営している私からいわせてもらうと、やはり東洋医学に特化することが必要です。東洋医学に特化した治療を行うと慢性症状の患者様は非常によくなります。
また、東洋医学を専門にしている鍼灸院は非常に少ないので、そこを打ち出すことでほかとの完全な差別化が図れます。これこそが当院が5店舗を有し、患者様から支持されている理由のひとつです。
マッサージやカイロ、整体、整骨院の治療は基本的に現代医学にのっとっています。しかし、鍼灸師とは本来、東洋医学です。ですので、東洋医学をベースに慢性病をしっかりと改善していくことで格段に成功しやすくなるわけです。
開業に必要なもの
もちろん開業する場合には治せるだけではダメです。言葉はあまり好きではありませんが、患者様を集客する力や回数券を販売しなくとも２回、３回と来院していただけるようなたたずまいなどのさまざまな要素が必要になってきます。
ただ、やはりもっとも重要なのは治せる技術・理論です。これを兼ね備えていなければペラペラになってしまいます。ペラペラだと回数券の販売や物販をしなければいけなくなってしまうので、鍼灸師として成功したいのであれば東洋医学をベースとしたしっかりとした技術と理論を身につけることです。なぜならば、ほかではやられていないことだからです。
また、鍼灸治療とは本来、東洋医学のうえに成り立ってきたものなので、それがもっとも力が発揮できるはずなのです。
開業にかんしては、集客力をつけ、患者様をしっかりと治すことで紹介してもらえるまでに力を持つと必ず成功できます。ここには成功できない理由は何ひとつとしてありません。
東洋医学の習得と成功
志鍼塾では治せる技術・理論のほかに開業に必要なことをお伝えしています。私個人としてはこの志鍼塾は日本で１番よい塾だと自負しております。
本来、東洋医学の習得は非常に難しく得体のしれないものです。しかし、志鍼塾ではその東洋医学を理論的に理屈的に解剖して伝えることで全員が平等に再現できるような仕組みづくりをしています。だからこそ私はオススメしているわけです。
私は皆さんにはぜひ成功していただき、病人だらけのこの世の中を東洋医学の力で治していただきたいと考えています。
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何をどのように学べるのか、価格や入塾方法についても記載しています。
鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。