本日は、日本で1500年以上の歴史がある東洋医学についてお話したいと思います。
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1500年以上の歴史
遣唐使、遣隋使によって日本に伝来
この時代に日本に東洋医学が入ってきたと伝えられています。日本では独自のやり方で発展していき、江戸時代末期に最も栄えました。その江戸時代末期には、白内障まで鍼灸と漢方で対処していたと言われています。
明治維新やGHQ(連合軍総司令部)の制圧で一気に衰退
明治維新では文化だけではなく医学も西洋化しました。明治7年の政令で、西洋医学を勉強した者のみに医師免許を与えるということになり、鍼灸師と漢方医が撲滅寸前にされました。
GHQのマッカーサーにも反対されてしまい、東洋医学の最大の危機が訪れたのです。
科学で証明できないことがたくさんある
西洋医学では、人体に関して科学で証明できないことがたくさんあるため、結局病気の原因が分からないままになっています。東洋医学で「本当の宇宙を大宇宙、人体を小宇宙」というように、宇宙を解明できないのと一緒で、人体も解明しきれるものではありません。
しかし科学では証明できなくても、東洋医学の知見で説明がつく病態はとても多くなっています。
東洋医学の復興
お灸も皆さんの生活に入ってきたり、漢方の処方や、鍼灸大学も増えたり、大学病院で鍼灸や漢方を取り入れていたり、NHKなど番組でも取り上げられたりして、少しずつですが東洋医学が伸びてきて復興しつつあります。
しかし、医学の中ではまだまだ西洋医学と同じステージには立てていないのが現状です。
現代における西洋医学と東洋医学
西洋医学は救急救命、外科、細菌感染症、1型糖尿病、透析など命に関わる症状が得意です。一方、東洋医学はあらゆる慢性病が得意です。
現在社会では感染症患者が多いわけではなく、生活習慣病や慢性症の患者さんが多いことが騒がれていると思います。日々の食生活や生活習慣、そういった体質からくる症状は東洋医学のほうが得意です。鍼灸師が立ち上がりさえすれば、西洋医学と同じステージに立て、国の医療費予算削減にも貢献できるのです。
最後に
皆さんも東洋医学の素晴らしさ、1500年前の技術が近代化し発達した世の中でも通用しているのにはそれなりの理由があるということを、ぜひ理解してほしいです。
学校ではこういうことを学びません。そういったことを理解して東洋医学という門を開くことが皆さんの将来の成功に直結していると、私は確信しています。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。