本日は「鼻の症状によく効く治療法」についてお話したいと思います。
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いろいろな鼻の症状
鍼灸はアレルギー性鼻炎、蓄膿症、鼻がよく詰まる、鼻水が出ている、花粉症など鼻の症状全般に効きます。
花粉症はやはり食事や体質改善がしっかり整ってこないと難しいですが、施術すると数日は良くなったりします。身近に鼻の症状を訴えている人がいたら、ぜひ勧めてみてください。
クラスで1人、鍼灸でやっていけたらいい
学校は鍼灸師が独り立ちできるような教育をするべきなのに、実際は卒業後、2%の生徒しか鍼灸で生計を立てることができていません。
そういった現状を見ているため、私は志鍼塾を開いています。鍼灸師が鍼灸でしっかり成り立つようにして、地位の低い免許であっても西洋医学にかなうということを理解してほしいです。
上印堂
眉毛と眉毛の間に印堂というツボがあり、その上一寸(3センチ)くらいのところにあります。印堂から触ると道みたいなのがあるので、一寸くらい上から水平に刺します。
慣れてないと少し難しいかもしれませんが、できるだけ水平に骨と皮膚の間を伝わせていって、印堂のあたりまで刺します。
上星
督脈の上星にチネツで7荘。髪を止めて分け目を作っておけばやりやすくなります。
あとは最初にお灸をひねっておいて、私だと指と指で開けながらやっていきますが、ピン留めがあったら分け目を作っておいて、上星に7荘やってみてください。結構効きます。
本当は本治法が重要
紹介した2つのツボは標治法です。
その人の性質を全く無視して標治法をやるわけですから、本当は本治法という土台がしっかりしているほうが効きますが、とりあえず初心者の鍼灸師の皆さんは水平刺を試してみてください。
鼻の症状を持つ人の性質
鼻の症状は基本的に、肺と脾臓と腎臓の本治法が必要な人が多いです。この中では肺虚の人が一番効くと思います。
鼻の症状は肺と脾で8、9割を占めるので、大体の人には効果があります。実際に試してみて、東洋医学の良さを少しでも分かっていただけたらと思います。
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何をどのように学べるのか、価格や入塾方法についても記載しています。
鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。