鍼灸専科と鍼灸マッサージ科のメリットとデメリット

鍼灸学生

手技

志鍼塾塾長の石丸です。WEBセミナー事前質問回です。

4月に学生になる方から、「将来は鍼灸治療を専門に進みたいのですが、鍼灸専科と鍼灸マッサージ科のメリットとデメリットを教えて下さい」と「登録販売業のキャリアの積み方」という2つの質問いただきました。

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現役鍼灸師の実体験に基づく迷いのない選択

質問者と同じく鍼灸専門で治療しようと決意したので、迷いなく鍼灸専科に行きました。

「わかりやすい経絡治療」を書いた、東洋はり医学会の前々会長の福島弘道先生の勉強会では、鍼灸のみの鍼灸師と鍼灸とマッサージを兼任している鍼灸師を分けていました。鍼灸とマッサージを兼任している鍼灸師に、鍼灸のみの鍼灸師より劣っていると発言したそうです。鍼灸治療とマッサージは、補う「補法」をして取り除く「瀉法」をしているので、意味がない行為だと批判しています。

鍼灸マッサージ科のメリットとデメリット

世の中のことを考えて鍼灸マッサージ科に進むと、鍼灸専科に比べて、授業料が高く、カリキュラムが増え、勉強時間も増大するので、デメリットとなります。メリットは患者宅に赴いて治療をする「往療」です。

医師会として同意書は書かないけれども、自力で通院できない患者や寝たきりの方に対しては鍼灸やマッサージの場合、往療の際に医者が同意書を書いてくれる機会が多いです。

往療専門の治療費は約1,500円です。それに往療費が加わり、こちらで利益を出しています。往診は医者しかできないので、鍼灸師は「往療」という言葉を使います。

大手の治療院が多くの患者を担当しているので、新規参入での集客は難しいです。

患者の「困った!」を救う整骨院になる方法

患者から鍼灸院は、困っていることに適した治療科が狭く、分かりにくいです。

鍼灸院を始めたばかりの時は、看板に「鍼灸整体院」を掲げていました。「整体院」という言葉は鍼灸師でなくとも誰でも使えますので、患者からの周知が伸びます。

鍼灸のみを目指したいのに、患者の周知を目的として、柔道整復師の資格を取得して整骨院をするのもメリットにはなります。自賠責保険が利用できる交通事故や労災で優遇されているからです。東洋はり灸整骨院のたまプラーザ院や国分寺院では実費で行っています。

全身に巡る脈道の流れをよくするツボを押して治療する「経絡指圧」というのがあり、資格は入らず、勉強会等に入って習得できます。学校では基礎をしっかり身に付けましょう。

漢方も西洋医学の知識も役立つ登録販売者になる方法

基本は漢方メインの勉強がいいと思います。

実費で買ってくれる患者は、この人にはこの漢方がいいだろうと鍼灸と併せて、よい物を提供・販売できれば、治したいという気持ちがプラスの面に働いてくれます。

また最近医者が漢方を処方するので、漢方がどういうものかを知ることもできるので、役立ちます。西洋医学の一般薬の効能についても知ることは優位性があります。

おわりに

WEBセミナー事前質問回でした。将来、鍼灸治療を専門として目指したい学生向けに、「鍼灸専科と鍼灸マッサージ科のメリットとデメリット」と「登録販売業のキャリアの積み方」の2つの質問にお答えしました。

ご覧いただきありがとうございました。

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