本日は、視聴者から問い合わせがあった「経絡治療以外をどう考えているか」についてお答えします。
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理論、技術、信念
結論から言いますと、しっかりとした理論、技術、信念を持っている治療内容であれば尊重しています。
この3つを持ってやっていれば、経絡治療、中医学的、西洋医学的、整体、カイロなど種類は問いません。どんなものでもしっかりとした理論、技術、信念を持って本当に症状に悩んでいる皆さんを改善させるためにやっているものであれば、また改善しているのであれば尊重しています。
東洋医学が得意なもの
体の働きや生命力の低下による体の不調への対処は、東洋医学的治療が得意とするものです。経絡治療や漢方、中医学的な鍼灸は東洋医学のくくりなので、こういったものへの対応が得意だと思います。
東洋医学的な施術は、働きの低下や主訴が多い場合に適しています。その東洋医学的治療の中に経絡治療がたまたま存在するというだけです。
西洋医学が得意なもの
体の働きや生命力が正常で器質的な症状への対処は、西洋医学的な治療が得意とするものです。
究極の治療家になりたかったら、西洋医学的なところもしっかり技術や理論を勉強して、東洋医学的な治療法もたくさん勉強すれば、どんな人が来てもある程度対応できるようになります。
実践の話
私の店の例をお話しますと、基本的にその施術院が望んでいる患者さんが来店しやすいです。それはホームページなどの内容にも反映されているためで、ほとんどこちらが望んでいる患者さんが来ます。スポーツ選手もたまに来ますが、本当に頻度は少ないです。なぜならホームページなどでうたっていないためです。
基本的にうちの鍼灸院では、こっちがやりたい、得意な症状を持つ方が来るようにホームページなどで宣伝しているため、そういった人が来やすいわけですが、例えばうちの施術で改善できないと判断した人がいたら、私は他のその人に合った店を紹介します。結局、来店してくれた人が良くなればいいのです。別に当店だけで全部対処できるとは思っていません。
ただ、症状の数がとても多い場合は東洋医学のほうが絶対強いと確信しています。東洋医学の中で漢方でもいいし、手技でもいいし、経絡治療でもいいし、中医学的でもいいと思います。ただこれは構造医学的な治療法では改善できないと思っています。
最後に
経絡治療が一番など順番はどうでもよくて、鍼灸師には鍼灸をやってほしいです。
さて、経絡治療以外はどう考えているか。結論を言いますと、経絡治療にも得手不得手があり、理論と技術としっかりとした信念を持って患者さんを治している治療法に関しては全てリスペクトしています。
むしろ私が知らないこともたくさんあり、私が治せない人もたくさん治せると思っていますよ。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。