志鍼塾 塾長の石丸です。
今回は「鍼灸師になって後悔していること」についてお話したいと思います。
基本的には私が鍼灸師になって後悔していることはなく、非常に充実した治療家人生を歩んでいると思っています。しかし、鍼灸師になってよかったことと対比して、鍼灸師になって後悔していることをあえてあげたいと思います。
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鍼灸師となるきっかけと経験
私としては、「医者の立場から東洋医学のよさを伝えたかった」ということは少し心残りです。ただ、私の頭に医者になれるだけの能力があるのかと聞かれると、それはまた別問題だとは思っている次第です。
私が卒業した関西大学では無料で休学ができたので、私は3年間休学をして海外へ行っています。そこで鍼灸と出会い、私は鍼灸師になりました。私が高校生時代などの若い時に医者になりたいと心の底から思えたかというと、それは疑問であり、海外経験も非常によかったと思っています。
もし私が医学部に入り、医師になれたとしても、今現在、私が経験していることは失われていたと考えると、今の立ち位置が自分の人生にとってはよかったとも思っています。
医者の立場と鍼灸師の立場
ただ、医者の立場から東洋医学のよさを語るのと鍼灸師が語るのでは響き方がまったく違うとも感じています。医師、薬剤師、看護師、さらに一般の方でも医者の話であれば聞く耳をもってもらえるので、医者の立場から東洋医学のよさを伝えたかったとは思います。
医学部への入学を検討
実は、私には10年ほど前に医学部へ入学しようと真剣に考えていた時期があります。北海道から東北、九州、沖縄地方まで入学可能な偏差値の国立大学医学部の検索などもしました。しかし、実際にはそこまで一念発起しきれませんでした。これは言い訳になりますが、やはり多大な労力も必要であり非常に大変なことなのでそこまでの情熱をもちきれなかったわけです。
唯一、後悔している点
もし医学部に入り、医師の資格をとれたとしても私は東洋医学を行うので、今と変わらないのではないかとも思ってしまいました。医師の立場で伝えたいだけのために試験勉強を行い、入学から6年間の年月を費やすまでの情熱は正直なところわきませんでした。これは私の弱さであり、有言実行できなかったところです。
医師だけでなく弁護士、司法書士などの資格をとるためにはものすごい努力が必要なのであまり軽く口にできる内容ではないかもしれません。しかし、「医師の立場から東洋医学のよさを伝えたかった」ということは、私が唯一、後悔している点です。
おわりに
今回は、「鍼灸師になって後悔していること」についてお話しました。
今後も鍼灸師の立場から東洋医学の素晴らしさを世の中に広めていきたいと思います。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。