志鍼塾 塾長の石丸です。
今回は「成功しない鍼灸師の特徴」についてお話したいと思います。
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自分のスタイルを貫けていない
成功しない鍼灸師の1つ目の特徴は、自分のスタイルを貫けていないことです。これは成功している鍼灸師についてお話したことと対になっています。
やはり自分のスタイルを貫き、自分のやりたい治療で鍼灸院を成り立たせることがもっとも気持ちがよいと思います。また、患者様とWin-winの関係を築きやすくもなるので、売り上げやお金のこと以前にこれがもっとも重要だと私は考えています。
私のスタイルであれば世のため人のために「三方よし」で患者様をしっかりと治していきます。医療の本来の目的である患者様を減らすことを掲げ、実際の治療で治すことができれば患者様は幸せです。そして治った患者様はほかの患者様を連れてきてくれるので、その患者様もどんどんと治していくことでよい世の中にしていきます。その結果として鍼灸院が潤うのであれば、これほど気持ちのよいことはありません。
しかし、本当はやりたくもない慰安的なマッサージを行い、回数券を売りつけていると患者様は治せません。これでは社会毒化してしまいます。患者様が求めている場合は慰安行為も必要かもしれません。しかし、患者様が本当は治してほしいと思っているにもかかわらず治らなければ、それは社会毒化しています。
私であれば「社会を変えてやろう」という想いで治療を続けてきましたが、そういった自分のスタイルを貫くことは非常に重要です。
向上心がない
2つ目の特徴は向上心がないことです。向上心のない鍼灸師は久しぶりに会っても以前といっていることが変わっていません。これではダメです。
常に向上であり、ライバルは昨日の自分です。日進月歩で自分はもちろん世の中や患者様を昨日より今日、今日より明日よくするという向上心を持っていなければ延々と横ばい、もしくは下がっていってしまいます。年齢を重ねるとどうしても下がっていってしまうので、向上心がなければダメです。
継続力がない
3つ目の特徴は継続力がないことです。「やるぞ!」と思ってもやらない三日坊主ではダメです。何事も習慣化しなければいけません。向上心をもち、「やるぞ!やるぞ!」を続けていると習慣化し、やるのが当たり前になります。
「やるぞ!」といって3日後に忘れていてはダメなわけです。実は私も以前はそうでしたが、向上心をもってやり続けると今度は勝手にできるようになるものです。
今の日本では患者様も医療費も増加の一途をたどっています。この山積する問題に問題意識をもって取り組まなければならず、実はのんびりとしている暇はないのです。だからこそ向上心を継続して持ち続ける必要があります。
ハングリー精神がない
4つ目の特徴はハングリー精神がないことです。ハングリー精神がない人は本当にダメです。親の力でぬくぬくしているような人ではいけません。
よくいわれますが、会社は3代目で倒産することが多いです。1代目はゼロから始めるので非常に強いです。地面に根をはり、そこから積み上げていきます。2代目はその1代目に育てられ1代目の背中をみているため、その精神を受け継いでいます。しかし、3代目になると根がなく弱くなっていくため会社を潰してしまうといわれています。これは日本語、英語、中国語でもいわれており世界共通の認識のようです。
「ゼロ」から「イチ」にするのは非常に大変なことであり、1代目のハングリー精神は半端なものではありません。2代目、3代目とハングリー精神が薄れていくと新しく出てきたハングリー精神旺盛な1代目に勝てないわけです。これはアフリカの野生動物と同じく弱肉強食の世界だと思ってください。
年齢を重ねると辛くなってくる部分もあるかとは思います。しかし、若いときのみなぎるようなハングリー精神ではなくとも「ライバルは昨日の自分だ」くらいの気持ちを常に持たなければハングリー精神をもった人に負けてしまいます。
経験から考える要素
少しエネルギッシュな内容に感じるかもしれませんが、私はこの4つを重視してきました。大阪から無一文のヒッチハイクで上京し、ゼロからここまでやってきましたが、これからも変わらず邁進するつもりです。その私が考える必要な要素なので、ぜひ参考にしてください。
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鍼灸師の地位向上と東洋医学の普及を目指し、仲間と共に成長していきましょう。